近所の古本屋に『アサヒカメラ』と『日本カメラ』のバックナンバーがいっぱいあったので、10冊ほど買い込んで暇なときに読んでいる(一冊300円也)。
APSカメラの将来、なんて記事があって笑ってしまう。
バックナンバーを読んでいて、どうやら写真界というところは変化に乏しく、若いカメラマンがデビューしにくい世界なんだろうか、とふと思った。
最新号も、古いバックナンバーも、記事から受ける印象がそっくりなのに驚く。記事の書き手の顔ぶれも変わらない。投稿写真もコンテスト写真も10年一日のごとくの印象を受ける。こんなことは天につばするようなものなのであまり言っちゃいけないことだけど、でも、もう少し変化が生まれて欲しいと思う。
今月号は買わなかったけど
『カメラ日和』のようなライト感覚のカメラ雑誌に好感を持っている。このカメラ雑誌は、いっぱいある趣味の中のONE OF THEMとして写真を撮っているような人、全然マニアックでない若い人たちが読者なんだろうという気がする。
比較すると、アサカメや日本カメラはまじめだがあくまで暗くて重い、ときどき陰鬱な印象さえ受ける。本自体も物理的にヘビーだ。
もちろんそこがいいという人も少なくないだろうから、別に文句をいいたいわけじゃないけど、わたしはこれからはもうあまり買わないと思う。最新号より、デジカメが出現する前の古いバックナンバーの方がおもしろいんだからしかたない。
昔も今も、まじめでいいい雑誌なんだけどね。
写真は3枚ともPENTAX Optio S