急に涼しくなりました。
日差しはまだ強いですが、風が肌に気持ちよくて季節の変化を実感できました。
過ごしやすくてうれしいですが、体調には気をつけないといけない季節です。
香港 PENTAX istDs
以前、デジカメの未来像として、将来のデジカメは「フォトショップ」を内蔵するようになると予測しました。そうは言いながらも実現化はもっと先だと考えていました。しかし、早々と「フォトショップ」搭載のデジカメが発表されました。
CANON IXY L3です。
このカメラの「
マイカラーモード」はフォトショップの機能を内蔵したようなものです。
●9種類のマイカラーモード
ポジフィルムカラー:画面全体をナチュラルで鮮やかな画像にする。
色白肌:人物の肌を色白にする。
褐色肌:人物の肌を褐色にする。
あざやかブルー:空や海などの青を鮮やかにする。
あざやかグリーン:新緑、芝生などの緑を鮮やかにする。
あざやかレッド:花や果実などの赤を鮮やかにする。
ワンポイントカラー:指定した色以外を白黒にする。
スイッチカラー:指定した色を別の色に変える。
カスタムカラー:赤・緑・肌色のバランスを自由に設定する。
CANON IXY L3 マイカラーモード
これらの機能はもはやカメラとしての領域を逸脱しています。
いずれ、ほくろやにきびを消す、顔を小さくする、体を細くする、眼を大きくする、まつげを長くする、脚を長くするといった機能も搭載されるでしょう。みんながみんなハンサムでモデルスタイルになります。
そこで、もう一度将来のデジカメ像を予想をしてみます。
将来のデジタルカメラはイラカメと呼ばれるようになります。イラカメとはイラストレーションカメラの略です。未来のデジカメはもはや世界を記録する道具としてのカメラの役割を大きく逸脱して、世界を作画する道具へ変貌します。
そして将来の見合い写真や履歴書の顔写真はデジカメ(イラカメ)が使用禁止になります。フィルムカメラのみ、それも町の写真屋さんの「この写真はイラカメを使っていません」と書かれた保証書が必要になります。
美人の彼女の写真を見せても
「どうせイラカメで撮ったんだろう?」
と言われるようになります。(本当は美人かどうかわかったものじゃないとう意味です。)
視覚世界を克明に記録する道具という信頼を失ったカメラはもはやカメラではなく「フォトショップ」です。
デジカメは幸せな将来に向かって進化しているのでしょうか。