昨年のことになりますが、鎌倉のパタゴニアでワークシャツを1枚買いました。 パタゴニアは知る人ぞ知るアメリカ(というよりカルフォルニア)のアウトドア用品メーカーで、ユニクロ以前にフリース衣料でヒット商品を出した企業でもあります。環境意識が大変高い企業で、例えば自社の企業精神を「われわれのカルチャー」という言い方で次のように表現しています(抜粋)。 団体より個人、観光ツアーより放浪の旅、落ち着いて退屈であるより、くせがあって刺激的であることが理想です。 また、具体的な製品開発については、 私たちは企業としてパタゴニアのクオリティを定義するとき、どの程度環境に及ぼす影響を軽減できるかを判断材料とします。 ま、これらのメッセージからある程度の企業イメージはつかめると思います。 さて、そんなパタゴニア鎌倉店でシャツ(1万円程度)を買ったんですね。 レジで支払いを済ませると、レジの女性はたたんだシャツをそのままわたしに渡そうとしました。(えっ、包装は?)と思って目を点にしていたら、どうやら店の方針としていっさい無包装らしんです。 資源や環境への配慮で、よけいな包装はしないということらしいんですが、わたしはそのとき鎌倉から東京へ電車に乗って帰る途中なので、なんでもいいから適当に包んでくれと言いました。そしたら、側にあった袋(パタゴニアの袋ではない)に入れてくれました。 それだけのことなんですが、この短いやりとりで、お互いにちょっと気まずい思いが残りました。 包装を要求したオレは環境への配慮が足りない人間なのか? パタゴニアの企業ポリシーに合わない顧客なのか? しかし、電車で1時間以上かけてこれから家へ戻るわけだし、他にも荷物があるので手提げ袋が欲しかったんだよ。悪かったなあ環境無視の客で、オレだって人並みに環境には配慮してるつもりだぞ、フンッ… というのがその時の心境でした。(ひがみっぽい態度を反省しておりますが)。 しかし、ちょっとずるくはないかい? とも感じました。無包装の方針は環境対策のひとつとして理解できるけど、考えようによっては単なる手抜きでもあるわけで、環境問題を都合よく利用しているのではないかともかんぐれます。 うーん、どうなんでしょうね、この勝負は。 はっきりしていることは、包装しないで裸のまま商品を客に差し出す行為は信念が無いとできないだろうなあという事です。 やっぱり、しっかりしたコンセプトを実践している企業なんでしょうね。立派です。あんたの勝ちだパタゴニア! ワークシャツは今も着ています。 ************* パタゴニア製品はこちらからオンラインでもお求めいただけます(笑) (ちょっと悪口書いちゃったからオワビをこめて…) 追記 ダイエットの効果があまり現れないので困っています。 自分が太ったという実感は衣服を購入するときに現実問題になりますね。 秋の山歩きを思いついたので、近所のユニクロにカジュアルウェアを買いに行ったんですが、XLサイズがちょうど良い感じなんですよ。これにはちょっと驚いたというかショックでした。わたしはもともと体格的にMサイズの人間で、中年になって少し太ってからLサイズになりましたが、Lサイズでもメーカーによっては大きすることがあり、MとLの中間、というのが自己認識でした。それが、いきなりXLサイズですよ、XLサイズ。どうしましょ。 数年前ですが、一度なんかは、若者向けのアウトドアショップでLサイズの上着に腕を通そうとしたらビリッと音がしたのであわてて逃げ出したことがあります。その当時はウエイトトレーニングで少しばかり筋肉を付けていたという事情はありましたが、腕ですよ腕。腕が通せないぐらい細い服なんてどういうことなんでしょうね。衣服のサイズにはS・M・L・LLなどがありますが、これってサイズを規定した規格ですか?メーカーによってずいぶんいい加減だと感じていますが。 どちらにしても、腕が通らないLサイズなんて認められないし、ユニクロのXLサイズも認めないぞ。ユニクロのXLは実はL サイズの誤表記ではないのか。
by ondtp
| 2005-11-11 10:54
| SOMTHING NEW
|
検索
フォロー中のブログ
琵琶湖から-3 綺麗に撮り隊 exbl... 火呂 Photograph 写真にまつわるモノコト-... 日々是好日 純さんのスナップショット... kaji ブログサイト 東京的日乗 夢のまたユメ * 【匠のデジタル工房・玄人専科】 Photo Indigo... 何となく晴!blog スマイル&ショット ブリキの箱 ARIZO PHOTOPIC Life is beau... 関連サイト
★folderblog OLD SUIGEI★
★HOME PAGE★ 土佐の酔鯨 Graphic2005 ココログラフィ THE EYE FORGET SEEING PHOTOS mount-magic Cozy's 東京スナップ ★酔鯨レンズレポート Tamron 28-300mm Tamron 28-75mm Sigma 55-200mm Sigma 18-50mm Nikon 24-120mmVR Sigma18-125mm Sigma 70-300mm ★コンパクトカメラレポート DMC-LC1 猫 DMC-LC1 1964年 Panasonic FX7 Ricoh Caplio RX Ricoh Caplio GX Canon Powershot S60 ネガカラー画像サンプル 最新のトラックバック
カテゴリ
カメラ的日乗 GR DIGITAL Pentax Optio555 Pentax Optio S Nikon D100 DMC-LC1 DMC-FX7 Coolpix5000 Casio Exilim P600 Caplio RX Dimage A1 Powershot S60 Olympus OM-1 Pentax MEsuper HI-MATIC E Contax 139quartz Caplio GX Konica C35 FD Contax Tix DMC-LC5 Pentax 330 Sony W1 Powershot S1 IS Powershot G3 Olympus OM-2n CAMEDIA C-750 Bessa R Konica HEXAR RF Bessa R2 Konica Revio Olympus 35DC minolta HI-MATIC F Ricoh GR1v Minolta TC-1 CONTAX U4R CANON IXY L CONTAX T2 PENTAX MZ-S PENTAX MZ-3 CANON EOS650 CANON EOS620 CANON EOS5 酔鯨的自省録 あの日の一枚 50肩治療記 猫と暮らす COLUMN CANON EOS5 酔鯨的ブックレビュー My Favorite レンズ 酔鯨的シネマ評 再インストール 終わらない旅 OLYMPUS PEN D3 無 題 SOMTHING NEW SIMPLICITY LEICA M6 OLYMPUS E500 FUJI NATURA BLACK Minolta Autocord Minolta X-700 プロカメラマンとの仕事 立腹コラム 現代用語の基礎知識 RICOH 500GS KONICA C35 ON THE STREET Natura Classica 街区 ハテ、面妖な? Nucleus 備忘録 リハビリ日記 以前の記事
2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 more... その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||