酔鯨的シネマ評 『フライトプラン』
強すぎるよジョディ。
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【ネタバレ注意】
予告編のおもしろい映画ほどつまらない場合が多い。経験から来るわたしの持論だ。
「フライトプラン」の予告編を観たとき、飛行機の中だけでどうやって2時間も保たせるのだろうと心配になった。この手の密室モノは前半は良くても後半まで保たないのが通例だ。前半は、後先考えずに好きなだけ秘密を盛り込むものだからおもしろい。しかし、結局それを展開するアイデアも無く納得のいく整合性もとれないまま終わってしまうパターンがほとんどだ。広げた風呂敷をとじられないのだ。それなら広げるなよと言いたくなる。
「フライト・プラン」もやはり後半が弱い。いや、弱いなんてものじゃない。そもそもありえない設定だ。それよりも、ジョディ・フォスターの一人映画になってしまっているのが一番まずい。飛行機の責任者である機長が、この迷惑な乗客ともっと対立すれば盛り上がったと思うけどね。しかし、スーパーウーマンが相手じゃかないっこないよな。どの国でも母親は強いものだが、ジョディ・フォスターが母親になるともう大変、鉄の女になってしまった。強すぎたよジョディ。

ま、ジョディ・フォスターファンとしてはそれなりに楽しめました。
腐っても鯛、老けてもジョディ!
まだまだこれからも当分主役で頑張って欲しい(でも、そろそろアップには紗を入れてやってください。日本のテレビでのインタビューでは目元のしわをドアップにされていた。失礼で無礼だよフジテレビ)。

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by ONDTP | 2006-02-03 21:28 | 酔鯨的シネマ評
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