カメラ50年の進化を2時間で体感する…

東京は穏やかな良い天気です。
フリーランスのわたしは毎日が日曜日のような気分ですが、世間も休みだとそれなりに休日気分が高まります。
休みの日の昼間に近所のお店でまったりとビールを飲むのが好きです。
仲間とワイワイ言いながら飲むビールも楽しいですが、心穏やかに、何も考えずに、静かに飲むビールもいいもんです。ときおり、カメラ雑誌をパラパラとやりながらね。
ま、誰にとっても悪いわけないですね(笑)
※本当は風が冷たい一日でした。部屋の中から見ているので穏やかだったんですね(笑)

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昨日、仕事が一段落した夕方、カメラを持って散歩に出た。
持ち出したカメラは、Minolta Autocord、Minolta X-700、Ricoh GRD。
近所の散歩なのに三台もよくばったのは、前から狙っていた荒川河口付近の夕景を撮りたかったからだ。

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Minolta X-700  KODAK BW400CN

夕日が沈むにはまだ少し時間があった。
まず、Autocordでまったりと2本を消化(それでも24枚だけ)、次にX-700で…と思ったら、なんとモノクロフィルムが入っていた。夕陽なのにモノクロとは!落ち込んでいてもしょうがないので、ささっと消化して、ポケットの予備のフィルムを詰めようとしたらなんとこれも100KODAKのT-MAXだった。落胆… しかたなく渋々とT-MAXも撮り終えて、帰路はGRDで撮影。すでに夕日は沈んで、周りは透明なブルーになって、空には月が出ていた。

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荒川河口付近 RICOH GRDigital

奇しくも50年前のAutocord、25年前のX-700、21世紀のGRDと、区切りのいいカメラのそろい踏みとなった。Autocordで超スローな撮影の後、X-700に持ち換えると、なんて便利で撮りやすいカメラなんだ、と感じた。そして、GRDにするともう唖然とするほどのあっけなさだった。わずか2時間足らずの散歩でカメラ50年の進化の歴史を辿ったわけだ。
by ONDTP | 2006-02-12 10:45 | カメラ的日乗
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