あっち側のgoogle、こっち側の楽天  03-13
 あっち側のgoogle、こっち側の楽天  03-13_a0022814_741582.jpg「ウエブ進化論」 
梅田望夫著 ちくま新書
この本を読んでいると、よくわからないなりにウエブの「あっち側」に新しい何かがあるような気がして新鮮な印象を受けました。おもしろい本だな、と思っていたらベストセラーになりました。みんなよく勉強してるんですねえ。この本に書かれている内容の本当のところはわかりませんが、わたしのような素人にも刺激的な本でした。一読をお勧めします。

しかし、日曜日の「サンデー・プロジェクト」でソースネクストの松田憲幸社長が、向こう側かこっち側かの区別なんかない、大事なのは顧客の支持を得ることができるかどうかだと発言していたのも説得力がありました。

ホリエモンや村上ファンドの虚業・実業問題について、古い世代の経営者は、物やサービスををつくりだしてその会社が社会の役にたっているかどうかで評価する傾向があるのに対して、若い世代は、市場の支持があるかどうかが大事なことで、虚業か実業かは問題ではない、と言っているのも面白い違いでした。
古い世代であるわたしなどは、やはり物やサービスを創造しない村上ファンドなどには批判的ですが、もともと「はげたか商法」が社是である村上ファンドのような企業を、「はげたか」だからけしからんと批判してもそれが本業なんだからしかたないというわけです。なるほどなあ。ドライなんですねえ、若い世代は。
by ondtp | 2006-03-13 07:32 | SOMTHING NEW
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