カテゴリ:Konica C35 FD( 1 )
12月21日(火) ヤフオク地獄というのもあるそうな
快晴。気分のいい朝です。
まだテストを済ませていないカメラが数台控えているので絶好のチャンス。お散歩カメラを手にぶらりと出かけたい気分だけどなあ…うーん、仕事しなくちゃ。残念。

KONICA C35 FD
一眼レフカメラを買うとその後にレンズ地獄が待っている。これはよく知られている地獄だ。
もうひとつヤフオク地獄というものもあるらしい。こちらは知るひとぞ知る地獄である。いったん落ちるとそこはレンズ地獄よりさらに恐ろしい場所だという。しかし、一方で落札中毒になって落ちるところまで落ちてゆく快感というものもあるらしい。実に恐ろしい話だ。(キミが落ちた地獄じゃないのか?)

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コンパクトカメラには不似合いな大口径

レンズ HEXANON38mm F1.8(4群6枚) /フィルム給送 手巻 /フィルター径(mm) 49 /焦点調節 マニュアル /撮影距離 0.9m~∞ /シャッター コパル、B・1/8~1/500秒 /重量 410g /価格 33,000円

KONICA C35 FDはあのジャーニーコニカシリーズの最上位機種で1973年に発売されています。
ヤフオクでけっこう高い値段で落札しました。最後まで入札者は私一人だけでした。したがって開始価格での落札でしたが、この開始価格が自信たっぷりの高値だったわけです。ヤフオクにかかることもめったにないカメラで、この当時のレンズシャッターカメラの数倍の価格が相場になっているそうです。赤瀬川原平氏が絶賛したので中古価格が高騰したとの神話も耳にしました。

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        銀座松屋ショーウインドウ 
  (この女性を美しいと見るか、「アダムスファミリー」と見るかでキミの趣味が問われる)


高い買い物をしてしまったなあ、と落札直後はちょっぴり後悔もありましたが、結果的には良い買い物でした。よく写ります。あのヘキサーよりもいいんじゃないかと言う人もいます。コンパクトだし、レンズもこちらの方が明るくHEXANON F1.8の大口径で、SSもこちらは1/500秒(ヘキサーは1/250秒)です。

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          木場(東京)

いまではお気に入りの一台となりました。
難は、最短撮影距離が90cmであることと、シャッター感触が良くないことくらいです。あ、それからボディの外装が品のない光沢でこれはおしいなあ。ボディ材質は本体がアルミ合金ダイキャストで、上・下部カバーにはアルミ光輝合金が使われているらしい。外側だけが問題なわけです。

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          近所の花

中古カメラ店でもあまり見かけないカメラですが、先日、東京駅の地下にある中古カメラ店で発見しました。落札価格より安かった…残念!

※業務連絡
この種のレンズシャッターカメラでもう一台だけ欲しい機種があって、それはオリンパス35RDです。なかなか出会えません。情報をお持ちの方はご連絡のほどお願いします。

●追記
落札価格は40500円でした!
このカメラの価値を知ってる人が大勢いるんだなあ。負けました。残念!



COLUMN-----------------------------------

委託品という誘惑
先日、銀座の中古カメラ店で委託品のカメラを買った。
委託品制度とは何か? 中古カメラ店以外ではあまり耳にしない言葉だが、カメラ趣味人なら先刻ご承知のとおり、これは一般の人がカメラ店のショーウインドウに自分のカメラを販売目的で展示してもらう制度のことだ。売れるとカメラ店の手数料を引いた差額が支払われる。価格設定は自由にできるのか店の意向が強要されるのか、委託した経験がないのでそこのところは知らない。どちらにしても安めの価格設定が普通だ。

a0022814_1112823.jpgさて、この委託品を買おうとした。かなり値の張るカメラだった。一通り見せてもらって、レジで財布を取り出そうとするタイミングでさりげなく店員が言った。「返品はできませんのでご注意ください…」「(まあ、そうだろうな、普通、委託品は保証がないことぐらいは知っていた)、でも初期不良は別でしょう」と私は言った。すると、「初期不良も返品できないことになっているんですよ」と言うではないか!
しょしょ初期不良も返品不可なんて、はじめから壊れていたらどうなるんだ?

a0022814_20285644.jpg委託品は先物取引か?小豆相場か? 
高リスク・低価格というわけだ。なるほどね…と感心している場合か、初期不良でも返品不可なんだぞ酔鯨!
「それではレンズを付けてみていいですか?」と聞くと店のレンズを装着してくれた。
さてと、中古カメラのチェックポイントというのがあったな確か。えーと、まずファインダーのチェックだったっけ…うん、きれいだ!というより、全体が新品同様のピッカピカなのだ。AB+というのが店の評価だった。
それでも油断ならない。次のチェックポイントは確か…シャッタースピードだ。スローシャッターとハイスピードシャッターがともに異常ないかどうかのチェックだ。まず、スロー…うん、別に異常は感じない、次にハイスピード…シャン、ん?、どっちも同じに聞こえるけどこれで問題ないか、酔鯨?
次ぎに、ボディに当たりは無いかどうかも重要なチェックポイントだ…あるわけない、新品同様なのだ。えーい、めんどうになってきた。しかしそれでも食い下がる。なにせ安いといっても75000円もするのだ。
「でも、AB+て書いてますが?」
「それは外観評価です」
ガイカンヒョーカか…敵もぬかりないな。カメラの機能に関しては言質をとられないように理論武装しているようだ。まあいいか、委託品については店は展示スペースを貸しているだけと表向きは言っているが、銀座に店をかまえている老舗がいいかげんなカメラを置くわけないだろう。それなりにチェックはしているに違いない。よし!(深呼吸)
「これ、もらいます」
こうしてルビコン河は渡られた。

さいわい、新品同様のHEXAR RFは異常もなく、今ではわが家のカメラ棚の一番いい席を占め、王者の威光を放っている。
by ondtp | 2004-12-21 00:29 | Konica C35 FD