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12月31日(金) 「ホワイト大晦日」になりました(笑)

今日は、the last day of the year あるいは、New Year's Eveと英語では言います。The Last dayといわれるとよけい最後のイメージを強く感じて、なんか怖いような気がします。最後の日なんて…、やっぱり大晦日の方がいいなぁ。英語以上になんのことかわからんけど。

予報どおり夕方になって雪が降り、あっという間に路面が白くなりました。寒いです。

このブログをはじめたのが今月の1日、それから31日間休まずに毎日更新してきました。皆勤賞ものです。自分を誉めてやりたい(笑)


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アスペクト比(縦横比)=世界を見る覗き窓 (上)

筆者がアスペクト比を意識した最初は、横長テレビを買ったときだった。最初このテレビで見たのは洋画映画のビデオだったが、どうも画面の一部が切れていておかしかった。しかし、変なテレビを買ってしまったと後悔しながらもそのまま最後まで見た。アスペクト比という意識すらなかった。後になって、リモコンの「画面サイズ」というボタンに気づいた。画面サイズは「ノーマル」「スーパーライブ」「ズーム」「映画字幕」「フル」、なんと5種類ものサイズがあった。映画の画面がおかしかったのは、画像のサイズを間違えていたからだった。やれやれやっかいなことだなあ、と感じた。

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『ベンハー』 ウルトラハイビジョン(1:2.75) Metro-Goldwyn-Mayer

3:2というアスペクト比は35mm銀塩カメラではことさら意識するまでもなく固定した比率だ。アスペクト比など一度も意識しないままやってきた人も多いことだろう。しかし、そんな人でもいざプリントしようとすると、キャビネサイズなど印画紙がフィルムのアスペクト比と異なるため否応なく意識させられたはずだ。Lサイズや2Lサイズの比は約5:7、A判やB判は1:√2で、どちらも長辺が足ないのでフィルムはトリミングされてしまう。フィルムと印画紙のアスペクト比が異なる不都合さをカメラマンはどのような思いで納得したのだろう。

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『聖衣』 スコープサイズ(1:2.35)  20th Century Fox


デジタルカメラ時代になって3:2という比率は不変の地位からすべり落ちた。
デジタルカメラの一般的アスペクト比はフィルムと同じ3:2だが、コンパクトデジタルは4:3で、フィルムより横幅がつまった感じだ。4:3の利点はPCモニタやテレビのアスペクト比と同じなので、画面いっぱいにトリミングされることなく表示できることだ。この4:3というアスペクト比は映画のスタンダードサイズを起源にしている。テレビは映画を先生にしているのだ。

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『風と共に去りぬ』 スタンダードサイズ(1:1.37) NEW LINE CINEMA

アスペクト比は時代とともに横長になってきているようだ。ハイビジョンテレビは16:9でこれは映画スクリーンのビスタサイズに近い。映画のDVDやビデオを見るのに都合よく考えられているわけだ。さきほどPCモニタは4:3だと述べたが、MacのPower Bookは3:2だし、Apple Cinemaは8:5で、ともに4:3より横長になっている。ソニーからも、アスペクト比16:10のワイドディスプレイが発売されている。映画を観るケースを意識しているのだろうか。

絵画の世界ではギリシャの昔から黄金比率と呼ばれるアスペクト比があり、1:√2が最も美しいと矩形と考えられている。名刺がこの比率だ。
洋紙規格のA列はドイツ規格にならったもので、1:√2、B列は江戸時代の公用紙だった美濃判を起源にしていて、1:1.418のアスペクト比となっており、洋の東西を問わずともに同じ比率をGolden Section(黄金比率)としている。普遍的な美が存在するということか。

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APSフィルム フルサイズ(16:9) CONTAX Tix

しかし、ここに特異なアスペクト比がある。中判カメラのもつ正方形(6×6)=1:1というアスペクト比である。実は映画スクリーンにも正方形に近いアスペクト比が過去に存在した。サウンドトラック部分にスペースをとられてアスペクト比が1:1.2になった時期がある。この正方形に近い比率は映画ではすこぶる不評であった。そこでアメリカ芸術アカデミーがアスペクト比を1:1.37に戻したサイズが、デジカメの4:3の起源にもなるスタンダード・サイズというわけである。『風と共に去りぬ』がこのサイズだ。
映画ではすぐにすたれた正方形というアスペクト比が静止画(写真)では主流とはいえないまでも今でも強い支持を得ていることは興味深い。

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フィルム(3:2) OLYMPUS 35DC

さて、これまでにわか仕込みのウンチクを傾けてきたが、われわれカメラマンにとって好ましいアスペクト比とはどのようなものだろう? これが本題である。世界を切り取る枠を決めることは、われわれが意識している以上に重要な意味をもつかもしれない。不変のアスペクト比がなくなり、なんでもありのデジタル時代だからこそ基本となるアスペクト比を意識することが重要性を増してくるかもしれない。
次回では好ましいアスペクト比はどうあるべきかを考察してみたい。

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デジタルカメラ(4:3) PENTAX istDS
by ONDTP | 2004-12-31 16:10
12月30日(木) 人も車も半分になりました。

昨日とうってかわって今日の東京は快晴。
銀座は車も人も半分。いつもこれくらいだと快適だけどなあ。
レモン社に用事があったけど今日から3日まで休業だった。

追記22:00pm
アルジャジーラ新聞はスマトラ島沖地震の被害者数を80000人と報じている。まだまだ増えるだろう。
追記22:05pm
NHKは85000人と報じている。

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CONTAX U4R 銀座四丁目を望む
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新連載!今日の小言ブツブツ
スターバックスはなんで珈琲を山盛りにするのか? サービスのつもりならカップを大きくしてほしい。なんでも適量というものがある。容器にこぼれんばかりに入れて喜ばれるのは飲み屋の升酒ぐらいだ。珈琲をこぼれんばかりに入れられてもなあ、まさか升酒のマネをしたんじゃないよね。ブツブツ。

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CONTAX U4R 東京駅
東京駅もいつもの雑踏がウソのようでした。

昨日と今日が帰省ラッシュですね。
わたしは結局元旦の帰省になってしまい、おまけに帰りの飛行機がとれず、汽車でとことこと戻ってくるはめになりそうです。新幹線も混んでるだろうなあ。まあ出たとこ勝負だ。途中下車して、写真でも撮りながらのんびり帰ってくるのもいいかなあと考えています。

23:00追記
今、NHKラジオが昔の紅白歌合戦の特集をしていて、『南国土佐を後にして』の曲が聞こえてきたので、この時代をちょっと調べて見ました。

南国土佐を後にして
都へ来てから幾歳ぞ
思い出します故郷の友が
門出に歌ったよさこい節を
土佐の高知のハリマヤ橋で
坊さんかんざし買うをみた

月の浜辺で焚火を囲み
しばしの娯楽の一時を
わたしも自慢の声張り上げて
歌うよ土佐のよさこい節を
みませ見せましょ浦戸をあけて
月の名所は桂浜

国の父さん室戸の沖で
鯨釣ったと言う便り
わたしも負けずに励んだ後で
歌うよ土佐のよさこい節を
言うたちいかんちやおらんくの池に
潮吹く魚が泳ぎよる
よさこいよさこい

1959年だったんだなあ。
『南国土佐を後にして』は小林旭と浅丘ルリ子主演で映画にもなっている。この年のヒット曲に守屋浩の『僕はないちっち』がある。「ぼくは泣いちっち、横むいて泣いちっち…」まだ高知にいた酔鯨少年は、東京では「泣いちっち」って変な言葉があるんだろうか?などと考えていたものだ。
テレビでは西部劇『ローハイド』(ローレンローレンローレン…ローハイッこの主題曲が好きだった)。が放映されていた。
ずいぶん遠くまで来てしまったなあ…
by ONDTP | 2004-12-30 19:03
12月29日(水) 雪の一日でした
今日は朝から一日雪。
今年初めてダウンウエアを着て出かける。
やっと散髪。7777円也。

理髪店にて----------
「まゆげの長くなってるのを切っていいですか?」

歳をとると一般的に毛は少なくなるものだが、反対に長くなる場所があるらしい。
長くなってるまゆげを切っていいですかって? そういえばまゆげが妙に伸びた老人をよく見かけるなあ。
「老けたわね」とガールフレンドに言われたのはもう10年以上昔のことだ。しかし、本人に実感はそれほど無い。まだ身体は動く。毎週数回ジムに通って筋トレも欠かさない。だが、本人が自覚しなくても否応無しに老化を認識させられる残酷な瞬間。それはいつも外部からさりげなくやってくる。嗚呼…

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自動車のボンネットに積もった雪 CONTAX U4R
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CONTAX U4R


●追記 20:00pm
たかが雪ぐらいで、わざわざ写真を撮るなんて、無意識だったけどやはり南国生まれなんだなあ自分は。

スーザン・ソンタグさんが28日死去。『写真論』は難解だった。



CONTAX U4R
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コンパクトデジカメに難しい注文をつける気はない。
精神衛生上よくないしね。
したがって、簡単にすませるつもりだけど言いたいことは少なくない。

すでに掲示板でもくりかえし指摘されている一番の問題点は、
フラッシュ発光禁止モードを保持できないことだ。電源をOFFにすると設定が解除されてしまう。電源をONにするたびにフラッシュを禁止に設定しなければならないのは手間だし、第一忘れてしまう。
人物スナップで思わずフラッシュが光ったりすると最悪だ。露出補正も同じく設定が電源OFFで解除されてしまう。初心者用ですからではすまされない。選択できるようにすればいいだけのことだから(連写モードにするとフラッシュは自動的に発光禁止になるので裏技的に使える)。

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SL300R にあってU4Rで無くなった機能=フラッシュ発光禁止の設定ロック、長時間露出、マニュアルフォーカス…
映画でも小説でも続編が正編より優れている例は少ないが、このカメラもどうして大事な機能を外したのだと疑問に感じるスペックダウンが多い。

デザインは確かにSL300R の方がストイックでシンプルだが、わたしはこちらの方が好みだ。これはあくまで好みだ。液晶モニタが2.0型なのもU4Rを選んだ理由のひとつだ。
店頭で「牛の皮には3層あって、カバンなどは下層を使っているがこのカメラは一番上層の高級な表皮を使っている」などという説明は不要だ。カメラ店でこんな説明は聞きたくない。もっと本質的なセールスポイントで売り込め!
十字キーの使いにくさは言語道断レベルだ。日付設定だけで10回は操作ミスして結局5分もかかってしまった。日付設定で5分! わたしが不器用なのか? 細くてきれいな指なのに(ウソ)
ひねったらスイッチONにならないか? できるだろう? なぜやらない!

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画質には期待してなかったので、もともとのハードルが低いということもあるが、これがけっこう好みの画質だった。ラッキー! よくも悪くもコンデジ画質だが、記憶色重視ではなくて、自然色で彩度も抑え気味だ。DIGICが好きな人には地味に見えるだろう。

もともと地味な画像なのに、わたしはさらにシャープネス・彩度ともマイナスにして使っている(この作例もそうだが、Photoshopで補正している)。
どういうわけかコントラストだけパラメータが無い。撮影後Exifを見てみると、コントラストが「ハード」「ソフト」などという表記になっている。
逆光などの場合は「ハード」、輝度差の大きな被写体では「ソフト」になるようだ。「ハード」「ソフト」はコントラストのことではなく、被写体の光の状態を示しているらしい。親切設計もいいが、これもユーザーが自由に設定できるようにしてほしかった。
しかし、このパラメータはけっこう優秀なようで、逆光でもそれなりにきれいな絵になる。
AWBも優秀だが、少し補正しすぎる傾向にある。

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これまでと違い今回は機能は不問に附し、デザインの好みだけで買った。過去のにがい経験からそうしたのだった。だから今回は多くは語るまい、文句はひかえよう、そう思っていたのに、これだけ文句を並べてしまった。反省。
デザインは気に入ってます。一番上層の牛革はやっぱりいいなあ(笑) 

発売後まだ日が浅いのにこんなに価格が低落することをCONTAXは真摯に受け止めるべきではないか。CONTAX T3も製造中止だというし、大丈夫か京セラ!

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ストリート・ミュージシャン
ノイズが多いという人もいるが、個人的には比較的ノイズは少ないように感じる。 
CONTAX U4R ISO400

by ondtp | 2004-12-29 18:00 | CONTAX U4R
12月28日(火) 仕事納めですか?

晴。すこし薄曇りっぽい。
おおかたの会社は今日が仕事納めですね。ボーナスももらったし、あとは正月休みをのんびり過ごすか、海外にでも行くか、というところかいいなあ。わたしはボーナスもないことだし、海外へも行かず、今年は田舎の実家へ帰ります。楽しい帰省ではありません。

スマトラ沖の大地震の規模を昨日は阪神・淡路地震の300倍と書きましたが、今日になると1600倍!と報道してますね。机上の計算ですからそれだけで実態がわかるわけではないとしても、巨大であったことは数字からもうかがえますね。アルジャジーラは犠牲者が5万人を超えたと報道しています。日本の新聞はもっと控えめな数字ですが。
それにしても、オンラインですぐ情報が手に入る時代の新聞は編集方針をかえる必要があります。朝刊を読んでいても内容が一日遅れです。

追記16:50pm
朝日夕刊では、死者7万人を超す恐れがあると報じている。これほど膨大な数になるとは…
津波は英語でもtsunamiと表記します。それだけ津波研究は日本が進んでいるということです。
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深川 芭蕉像 Nkion D100
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子どものスナップ DMC-LC1 江戸東京建物園
by ondtp | 2004-12-28 11:29
12月27日(月) 今年最後の週。 世間はあわただしくなりそう…

快晴。それほど寒くもなく穏やかな朝。
例年なら銀座の伊東屋で来年の手帳やカレンダーを買っている時期なのに、今年はまるでそんな気分にならない。年賀状もまだ書いていない…
うーん、よくない兆候だなあ。

取引先からいくつものカレンダーが送られてくるが、気に入ったものはまずない。毎年高いカレンダーを買うことになる。

マグニチュード9.0と計測されたスマトラ島沖の巨大地震は、阪神・淡路大地震の300倍の規模だという。津波のテレビ映像はまるでハリウッドのdisaster映画のようだった。死傷者数はこれから増え続けるだろう。大変なことだ。

なんでそんなにお酒を飲むの?、
忘れたいからさ 
何を忘れたいの?
はずかしいのを忘れたいんだ
何がはずかしいの?
自分が大酒飲みの酔っぱらいだということがはずかしいんだ。

    ------------------------サン・テグジュペリ『星の王子さま』



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浅草寺 気の早い人はもう参拝? CONTAX Tix Superia Venus400
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浅草 この後、この托鉢僧にすごい剣幕で抗議された。
「撮らないでください!タレントじゃないんですから!」
色白で品のあるおばあさんでした。いつもなら撮影後すぐ立去るのに、油断した。CONTAX Tix
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浅草寺 外人さんの姿も多かった CONTAX Tix
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浅草 有名な黄金のう○こ。 CONTAX Tix
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浅草 東京メトロ 銀座線浅草駅 CONTAX Tix
by ondtp | 2004-12-27 08:36
12月26日(日) ロシアンレンズの誘惑 その2
今日も快晴。
このところ睡眠不足。電車に乗るとうとうとしてしまう。

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浅草 電気ブランで有名な神谷バー CONTAX Tix


秘伝?・酔鯨流簡単撮影術 その1 マドギワの術

ズッコケさんから撮影方法についてのお尋ねがありましたのでお答えします。うーん、そうは言っても本当のところあらためてお話するほどの内容はないんですけどね。今回は、カメラやレンズの撮影を前提に、自然光をメイン光とした撮影法のポイントを述べてみます。


ポイントその1
ブツは窓際に置くこと。
窓から差し込む自然光をメインライトとしてライティングを考える。
直射日光は強すぎるので、直射日光があたらないぎりぎりの位置に置く。
それでも光が強すぎる場合は、窓にトレーシングペーパーなどをはり、光を拡散させる。
レフ板をあててシャドー部にあたる光を調整する。

以上がライティングの考えかたです。簡単です。
マドギワ撮影術の弱点は、天気のぐあいで光の性質が一定ではないことです。
レフ板は、晴れの時は白い紙(ボード)、曇りの時はアルミホイルをボードに貼り付けて使用するとうまくいくようです。レフ板の反射の強弱は、明るいグレー、白、アルミホイル、手カガミを使い分けるといいでしょう。大きなものと小さなものを準備しておくこと。

ポイントその2
次は撮影術。
三脚を使用する。三脚は自由雲台がおすすめ。ゆるめに締めておいて撮影アングルを決める。
絞り優先AEモードにして、絞りをF5.6程度に絞る。
液晶モニタで確認しながら、まずメイン光の具合を確認する(ブツの位置や角度を移動させて決める)。
メイン光が決まったら、次はセカンド・ライト(レフ光)を調整する。うまい位置にレフ光があたらない場合は、レフ板を左手にもって液晶モニタを見ながらレフ光の位置決めをする(アシスタントがいる場合はアシスタントにもってもらいましょう 笑)。シャッターリモコンを使用し、レフ板を手に持ったままシャッターを押す。以上で撮影完了です。

下の画像はこの方法で撮影しました。使用カメラはDMC-LC1です。

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撮影後の補正法ですが、カメラやレンズのようなブツはシャープネスを強めにかけます。場合によってはコントラストもすこし上げます。
それから、画像をブログにアップするときは、ファイルサイズをピクセル等倍かそれ以下になるサイズにします。これは画像がWEB上で縮小されると強めにかけたシャープネスがより強調されて輪郭がギザギザになるのを防ぐためです。このブログは左右幅で制限があるので、それ以上のサイズになると縮小がかかります。上の画像は左右460pixelにしています。

そんなところです。ご参考になりましたでしょうか。

自然光を使ったこの方法が一番簡単できれいに撮影できるのですが、問題は夜間には当然ながらこの方法では撮影ができないことです。そこで、次回は、蛍光灯専用ライトRIFA(リファー) を使って、もうちょっとだけ本格的な撮影方法をご紹介します。
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蛍光灯専用ライトRIFA(リファー)


酔鯨簡単撮影術 その2 「手かざし」の術

蛍光灯専用ライトRIFA(リファー)での撮影術の前に、もっと簡単な「手かざしの術」をご紹介します。使用するカメラはDMC-LC1です。三脚使用とライティングの基本は前回に準じます。

1.メインライトはライトスタンドを使用する。部屋の電気は消して光源はライトスタンドだけにする。

2.内臓フラッシュをバウンス状態にする※

3.「手かざし」で被写体の上方をレフ板で覆いフラッシュをバウンスさせる。

4.完了(笑)


これが「手かざし撮影術」で夜間に撮った画像です。慣れれば5分で撮れます。
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※LC1をご使用でない方へ---------------------------
LC1の内臓フラッシュは、通常のフラッシュのほかに、天井に向けてバウンスさせることのできる「バウンスモード」があります。これは大変便利です。




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蛍光灯専用ライトRIFA(リファー)でのライティング例




ロシアンレンズの誘惑 その2

JUPITER-12 Lマウント
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a0022814_043777.jpg35mm F2.8
レンズ構成: 4群6枚(ビオゴンコピー) /最短撮影距離: 1m /フィルタ径: 40.5mm /重量: 105g


戦前のZeissビオゴンのコピーレンズ。これぞ非レトロフォーカスとばかり後玉がどーんと剥き出しになっている。受光素子のでているミノルタCLEやBESSAでは使用できない。
シルバーは前期タイプで1950年~60年代にかけて製造された。ブラックは後期タイプで1990年代まで製造されていたので入手しやすい。
(ロシアカメラ専門店の資料から)

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これまでロシアレンズといえばどうせコピーレンズでしょ、の一言ですましていましたが、調べてみるとコピーレンズの中にも、銘玉もあれば出来の良くないものもあってそんなに単純ではないようです。
このレンズはそれなりに写りますが逆光になるとまるでダメになります。
これ以上ロシアレンズは欲しくないと思っていたのですが、このレンズはデザインに一目ぼれしました。前玉はぐっと奥まっていてこれならフード無しで使えそうです。こんな形状のレンズを見たのは初めてです。
レトロフォーカスが一般的になる前の古い設計ですから、後玉が飛び出していて、レンズがむきだしです。さわってはいけませんよと中古カメラ店の人に念を押されました。触るなといわれるとつい触りたくなるのが人情ですが、このつるつるで美しい後玉は本当に触りたい衝動に駆られます。

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浅草にいってきました。
人だかりがしているので近づくと、巨人が歩いていました。この人はテレビで見たことがあります。たしか中国人で、世界一背の高い人物として紹介されていたと記憶しています。テレビ番組のロケのようでした。

a0022814_09201.jpg背の高い人というと、高校生のときプロレスラーのジャイアント馬場を見たときの印象が一番強いです。
この中国人はあきらかにジャイアント馬場より背が高いようですが、弱弱しくて実際ほどには大きく見えませんでした。大きな人のもつ威圧感がありません。つえをつき、テレビスタッフの肩にすがりやっと歩いている状態で、顔にも生気がありませんでした。
この写真で大きさがわかってもらえるでしょうか。頭ひとつ飛び出る、という表現がありますが、さしずめ胸から上ひとつ飛び出ています。

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HEXAR RF JUPITER-12 FUJI SUPERIA VENUS400

浅草に行ったら定番の雷門。これを撮っておかないと落ち着きません。

●撮影後記
いつもカメラを持ち歩いているから、この中国の巨人を偶然撮れたわけですね。この時、持っていたカメラはKonica Hexar RFで、レンズはロシアレンズJUPITER-21という悪条件です。おまけにこのレンズはこの日がはじめてのテスト撮影でした。
目が悪いのに、マニュアルカメラ、くわえて何十年前の怪しいコピーレンズ…最悪です。ああ、デジカメとズームレンズが今ここにあればなあ、と正直考えました。
現像があがってくるまで、写っているかどうかハラハラドキドキしました。結果はなんとか写っていたのでほっとしましたが、こういう思いをするのもアマチュアカメラマンのひとつの楽しみかもしれない、と今は考えています。銀塩カメラのいい点はすぐには撮影結果を確認できないことです。こうしたスリルを経験できるのは銀塩ならです(笑)
by ONDTP | 2004-12-26 00:18 | CANON EOS5
12月25日(土) あるカメラ狂老人の告白

Happy Holidays

merry christmasは特定宗教にかたよっているので、これからは中立的なHappy Holidaysに変えるそうです。多民族国家のアメリカは大変です。でも日本も見習ったほうがいいですね。

あるカメラ狂老人の告白

そこの若い衆、こんなむさくるしいところじゃけんど、まああがってお茶でも飲んでいきなさらんか。もし時間がおありならこの阿呆な老人のおろかな愚痴を聞いてくれるかえ。

そうさのう、あれはおよそ1年前、今年初めのある寒い冬の日のことじゃった。
そこそこ写るコンパクトなデジタルカメラが欲しい!
そう考えましたのじゃ。
今思えば、それが今年最初の間違いじゃった。ヤフーオークションちゅうものがあることを知ったこと、それが第二の間違いでありましたハイ。
仮に、6万円で買った新製品がもし気にいらなかったとしても、ヤフオクで5万で売れるとしたら、差し引き1万の負担ですむじゃいか! 悪魔がそうささやいていきよりましたんじゃ。
それからというもの、コンパクトカメラ求道の旅が始まってしもおた。新製品を何度も何度も買い換え、なんどもなんどもヤフオクで処分しよりました。おろかな判断ミスと散財を繰り返した末、こんな阿呆なわたしもようやくさとりました。

満足のいくコンパクト・デジタルカメラなんてものはこの世にありゃやせん! 

当分の間発売されることもないじゃろ。それがこの阿呆のたどり着いた最終結論でありました。こうやってようやくコンデジ遍歴にピリオドが打たれ、やっとのことこの愚か者にも心の平安が訪れましたんじゃ。季節はいつの間にか秋になっておりましたハイ。ながく苦しい遍歴でござりました。

もう一杯お茶はどうかのお。ちぃーとも遠慮はいらんきに。


                   ●●●


ところがそこの若いお方、聞いてくれるかえ。終わりを告げたはずのコンパクトカメラ遍歴はそこで終わっちゃおりませなんだ。

デジカメがダメなら銀塩カメラはどうぜよ?

新たな悪魔がやって来て私の耳元にそうささやいてきおったんじゃ。


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CONTAX Tix

                   ●

さて、どこまで話ましたろう。
そうそう、やっと心が平安を得たと思うちょったけんど、そこへ「フィルムカメラならいいのがあるのとちがうかえ」とまた悪魔の奴がささやいてきよった話じゃったかねえ。
ところで、酎さんいう若い衆が、わしの声が小そうてよう聞こえんいいよるでな、もうちくと大きい声でしゃべることにしたけんど、これぐらいでええかよ。

フィルムカメラには高級コンパクトと呼ばれるカメラがいくつかあるそうな。中でも一番評判のよいのが、リコーという会社のGR1というカメラじゃった。小さくて軽くて薄くて写りも良くて、本当にこりゃええコンパクトカメラじゃった。実はこのカメラはすでに持っておったんじゃがヤフオクで手放してしもうたばっかりじゃった。もう一度手に入れようとしたんじゃが、落札相場が売った価格よりずっと高くなってしもうちょった。ちょっとくやしかったがのう。フォフォフォフォ。
高級コンパクトには、他にCONTAX T2、T3、TVSとか、ニコンの28Ti/35Ti、ミノルタのTC-1、フジのクラッセ、ライカのCM、ローライ35などがあって、それぞれみないいカメラみたいじゃったがのう。
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HEXAR RF colorskopar35mm

ほんじゃけんど、ここはひとつ目先を変えてもっと大衆的でクラシカルなカメラを狙おてみようと思うたんじゃ。1970年代のレンジファインダーカメラがそれじゃ。はじめに目をつけたのがミノルタハイマチックEという1972年発売のカメラじゃった。えっ、なんでこのカメラにしたのかと聞きなさるか? ほーじゃのう、なんでかのう。最近物忘れがひどおて、よう思い出せないんじゃ。フォフォフォフォ。
まあ、それなりに当時のカメラを勉強しておったんで、なんとなくこのへんがよかろうと判断したんじゃなかろうかのう。

このハイマチックEはヤフオクで8000円ばかりで落札したんじゃ。なんどもヤフオクにデジカメを出品した経験が役にたってくれてのお、こんな老人でもスムースに取引できたんじゃ。
このハイマチックEというカメラは今のデジカメなんかでは味わえん金属カメラ独特の質感だったんじゃ。しびれてしもうてのう、この金属の質感に。それからというもの、1970年代の金属カメラを次々と落札していってしもうてのう。どうかしとったな、われながら。年寄りの冷や水だったのう。

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CONTAX Tix

ん? 他にはどんなカメラを落札したかと聞きなさるか。そうさのう、オリンパス35DC、ミノルタハイマチックF、コニカC35、リコー500GSとか、まあ、安かったこともあってかのうたくさん落札してしもうた。ハイマチックEはシルバーとブラックの両方とも落札してしもうた、フォフォフォフォ。
他に一眼レフもたくさん落札したんじゃが、それはまた別の話じゃ。

お若いの、聞いてなさるか? 年寄りのこんな話は退屈かのお。お茶、もう一杯飲みなさるか?
ほーか、もうええか。
ちょっとしゃべり疲れたかのう。長い話になりそうじゃき、ここらでいったんインターミッションといくかのお。
(つづく)

by ondtp | 2004-12-25 05:15
12月24日(金) クリスマスイブかあ…

今日もいい天気になりそうです。ホワイトクリスマスは望めそうにないですね。ハナ金(古い?)なので盛り上がるんだろうか?

今夜から丸の内のミレナリオが始まります。わたしは見たことがありません。今年も見に行くことはないでしょう。

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銀座4丁目 服部時計店 これはコルコバードの丘のキリスト像でしょうか。
和光のウインド・ディスプレイも今日は珍しく宗教色がでていました。

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12月24日 銀座4丁目

罪を悔い改めよ、さらば救われん、毎年この時期になるとおなじみのプラカード(?)がいずこからともなく街に現れる。
もしもし、あなたはまだ救われていないんですか? そんなにうなだれて…

RICOH GR1v
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レンズ :GRレンズ28mm F2.8 (4群7枚) 絞り羽根7枚
ピント合わせ パッシブ方式マルチオートフォーカ ス(フォーカスロック可)撮影範囲 0.35m~∞ マニュアルフォーカス:5つの撮影ポイント(1・2・3・5m・∞) 質量 :178g(電池別)


ビッグカメラで新品購入したカメラです。このGR1vは今年2月にヤフオクで手放しました。入札者は3~4人しかいなかったと記憶していますが、55000円の落札価格は美品にしては安かったなあというのが正直な感想です。
購入当時からすでに評判の高いカメラでしたが、その後、生産終了になってさらに高騰してしまいました。
このカメラは過大評価されているように感じています。プロカメラマンのT氏が音頭をとる形で評判が異常に高まった面があるんじゃないですか。プロの発言に弱いアマチュアは多いですから。

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Nikon D100 曳舟(東京)

いや、確かにいい写りでしたよ。薄いボディも携帯性の点では文句ありませんでした。
なぜ手放したか今思い出してみると、一番の理由は、撮っていてなんだかものたりない感じがしたんですね。高級感がないのと、軽くて小さく薄いことが手応えの無さにつながっていたんだと思います。こうして考えると難しいものですねコンパクトカメラって。シャッタースピードが1/500秒というのも問題でした。晴天日中は絞り開放で使えないんですよ。ISO400のフィルムも無理でしたね。

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Nikon D100 東京メトロ

今じゃ7~8万円で落札されているようです。今がピークだと思います。
作例をアップしたいんですが、(どこかにあるはずなんですが)見つかりません。見つかったらアップします。(スキャナで取り込んだ写真はExif情報がないので、ちゃんと名前をつけて整理しておかないと行方不明になります。自戒!self-discipline)

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Nikon D100 東京メトロ(当時は営団地下鉄)銀座線
by ondtp | 2004-12-24 07:05 | Ricoh GR1v
12月23日(木) 寒い一日でした。
ひさしぶりにLC1登場!

天気晴朗なれど寒いーッ!
東京はこの冬一番の寒さということで、やっと冬らしい一日になりました。今日はマフラーを巻いて出かけました。風も冷たかったですね。暦がいくら進んでも、実際に寒くならないと冬にはならないということだなあ。
急に歳末気分が高まってきました。

istDSの価格下落がいちじるしいようですね。人気はあるようなのになんでこんなに下がるんだろう? 不思議。

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東京駅地下 PANASONIC DMC-LC1
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東京駅地下 PANASONIC DMC-LC1 ISO400

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PANASONIC DMC-LC1 ISO400


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祝・25周年 Soprts Graphic Number

a0022814_1973764.gifスポーツグラフィック雑誌『Number』(文藝春秋刊)が25周年を迎えたことを電車の中吊り広告で知りました。1980年創刊だったんだなあ。あれからもう25年も経ったのか…。
最初はNumber1というタイトルだとみんな考えていたんですよ。ナンバーワン。それが次の号が出てみると、Number2となっていたので、アッと驚いたものです。やられた、と思いました。
この頃はカメラに関心はなかったんですが、きれいな写真が多くてずいぶんセンスのいい雑誌ができたものだなあと感じました。故・山際淳司氏の「江夏の21球」が掲載されたのもこの雑誌の創刊号でしたねたしか。栄枯盛衰の烈しい雑誌業界にあってNumberは頑張っています。写真の力が大いに貢献していると思います。
by ONDTP | 2004-12-23 18:26
12月22日(水) ロシアン・レンズの誘惑

今日も快晴。
年末進行の仕事がきつくなってきた。映画も観たい。大掃除もしなきゃ。BLOGを更新している場合じゃないんです。本当は。

ロシアン・レンズの誘惑
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INDUSTAR 50mm F3.5(沈胴式) Lマウント

この『カメラ的日乗』も当初の思惑とちがい、そうとうマニアックな内容にになってきてしまった。デジカメ時代にロシアン・レンズだものなあ。ついていけないと感じている人もいることでしょう。悪いけど、興味ない人は今回は読み飛ばしてね。

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インダスターと読んでいたが、インドゥスタールと読む通もいるらしい。小さな違いでタイプがいくつかあるようだがよくはわからない。WEBで情報を探していたら、この『カメラ的日常』が引っかかった(笑) うーん、うっかりしたことは書けないなあ。
お勉強してわかったことは、以下のごとし。
まずこのレンズが有名であること。外観はLeitzのエルマーのコピーで、レンズ構成は3群4枚のテッサータイプ、つまりどちらもコピーだということ。50年ほど昔の古いレンズであること。そしてこれが一番重要な情報だが、けっこう良く写るのでなめてはいけないということだった。

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テッサータイプの特長として歪曲収差が少ない。窓枠や柱がまっすぐなのはうれしい。レトロフォーカスレンズの樽型収差はむごいものがありますからね。
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銀座 KONICA HEXAR RF INDUSTAR 50mm F3.5
まあ、そうは言ってもいまどきこのレンズを使っている理由はよく写るからではなくて、趣味のきわみからですね。たいがいにする必要があると思います。ハイ。
わたしもこのレンズをHexarRFにつけて持ち歩くことが多い。理由はなんといっても沈胴式の抜群の携帯性にある。レンズも小さいが、沈胴式がさらにコンパクト化に一役かっていて、本当に持ち運びが楽だ。パンケーキレンズも裸足で逃げ出すほどの薄さだ。
さらに、こちらが本当の理由かもしれないが。かっこいいことだ。レンジファインダーカメラに最も似合うレンズはこの沈胴式レンズだと言っても異論は少ないと思う。
いずれにしても、いまどきこんなレンズを使って密かに楽しんでいる人間はどこか変わった人だと思います。あまり近づかないほうがいいかも。本人が言ってるのだから間違いない(笑)
by ONDTP | 2004-12-22 09:31 | CANON EOS5