6月18日(土) 小指が肝心だった。

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Olympus OM-1 50mm F1.4 銀座

天気がよければカメラを提げてどこか出かけようと考えていましたが、曇っていて気力がわきません。

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CANON EOS620
グリップが飛び出して大変みっともない。しかし握りやすい。


CANON EOS620というカメラはグリップ部がカメラボディよりさらに下まで飛び出している。そのためカメラを立てて置くことができないし、見た目もよくない。
なんでわざわざこんなことをするのか?
もちろんグリップ部を握りやすくするためである。

例えば、小型一眼レフとして登場したオリンパスのOM-1はスマートだが大変持ちにくい。OM-1ばかりでなく、ライカにしろ、ペンタックスのMZ-3、ニコンのF80にしろ、小型を標榜するカメラはどれもホールド感はよろしくない。その理由はボディの背が短くて小指がボディからはみ出てしまうからだ。グリップの形状は各社研究しているが握りやすさに大差はない。握りやすいかどうかの肝(きも)は形状よりも、小指に力を入れられるかどうかにある。

カメラの重量を支えるのは親指と人差し指や中指、薬指だが、小指には手首を安定させる働きがある。小指に力を込めることで手首が安定し、手首が安定して初めて指先が安定するのだ。したがって、小指がグリップからはみ出ることのない背の高いカメラはたいてい握りやすい。ハイエンドカメラは重くても握りやすく感じられるのはこのためだ。

コンパクトカメラの場合は小指がボディから外れてしまうので握りにくい。コンパクトカメラを安定的にホールドするには、ストラップを小指で挟むか、何でもいいから小片を小指と掌の間に挟んで小指に力を込められるようにするといい。小指はカメラを支えるのではなく、手首を安定させるのがその役割だから、カメラの重さとは関係がない。

わたしが一番握りやすいと感じるカメラはキャノンEOS5だ。EOS KISSも、シャッターボタンが高い位置に配置されているので小型なわりには小指の置き場所を確保できるので握りやすい。
以上、安定的ホールドには小指が肝心なのであった、というお話でした。



深夜に、怖~い写真を一枚どうぞ…

6月18日(土) 小指が肝心だった。_a0022814_0414078.jpg
Olympus OM-1 50mm F1.4 銀座
by ondtp | 2005-06-18 00:43 | カメラ的日乗
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