スナップと盗撮の違いは? その2


a0022814_10492846.jpga0022814_10503770.jpg
銀座(左) 新宿(右)
 勝手に撮られて喜ぶ人はいない。少なくとも都会では…、じゃあ、一言声をかける? すみません、一枚お願いします! 


スナップ、盗撮、ピーピング、キャンデットフォト…
これらをテーマにすると、ついプライバシーや肖像権、芸術、ジャーナリズム、表現の自由といった話になりがちです。しかし、こうしたビッグワードはたいてい本の中でだけ通用する話で、実際に街でスナップしていて問題になるのはもっと下世話な話であって、

私を撮るな!

と拒否にあった場合、その場でどう対処できるかです。
自分がどんな姿勢や覚悟、考え方で撮影しているのかを突きつけられた瞬間にどう振る舞うか。

a0022814_1057160.jpga0022814_105723100.jpg
(左)キヤノンEOS 1Vを堂々と持ち込んできた外人スナッパー。人目をはばからず車内の美人を狙っていました。これもひとつのスナップか。 (右) スーパー店内のイベント。たいていの店舗は撮影禁止だ。もちろんここも禁止だった。

わたしもこれまでなんども「撮るな」と言われた経験があります。丁寧に言われたことも、えらい剣幕で詰め寄られたこともあります。わたしのその時の態度は「そうですか。それならやめます」と言うだけでした。これまではそれで済んだきたせいか、スナップについて信念と呼べるだけの考えをもっていません。
しかし、前述の若者のケースのように泣いてあやまっても交番に突き出されるはめになったらどうするか。プライバシーや肖像権、表現の自由といった話が交番でどれだけ通用するか。自分がそれらを日常の言葉でどれだけ説得的に語れるのか、ちょっと不安です。いやかなり疑問です。
プライバシーや肖像権、表現の自由についての理論武装はもちろん必要ですが、スナップ現場で通用するだけの信念と言葉を自分がどれだけもっているかが問われてきます。まさに事件は「現場で起こる」のですから。
つづく

a0022814_1055502.jpga0022814_1056111.jpg
(左)托鉢僧 わたしを撮らないでください。とクレームがついた。偽坊主だからとわたしは判断した。(右)公園の子どもたち。親が出てきて、子どもに変なことをしないで、とくってかかられたらどうする? 表現の自由です、とお母さんに向かって反論するのか?
by ondtp | 2005-09-04 11:13 | カメラ的日乗
<< 9月5日(月) リコーGRデジ... 9月4日(日) 新宿のきむらで... >>