9月11日(日) 投票日ですよ。

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OLYMPUS PEN D3

EV値について。
わたしはほんの数年前、全自動デジカメでカメラ趣味の深みにはまった人種なので、EV値がなんのためにあるのか最近まで理解できないでいました。絞り(AV)、シャッタースピード(TV)にそれぞれ数値を適用して、AV+TV=EVなどと何でわざわざめんどうな数式を作り出すのかその必要性がわかりませんでした。そんなもの知らなくても撮影できますから。
ところが、OLYMPUS PEN を使ってみて「そうだったのか!」と合点がいきました。それまでのもやもやがくっきりと晴れて実に良い気分です。

今、OLYPUS PEN D3を持ち出して露出計無しで撮影しています。EV値を知ってれば露出計などいらないじゃないかといった気分です。すぐ調子にのるところが素人まるだしですが、EV値を基準に露出を決める方法は、全自動カメラばかり使ってきた人間にとって実に新鮮で、意外と便利に感じます。そりゃ、全自動カメラが一番便利で精度も高いに決まってますが、昔のカメラもそれほど不便だったわけじゃないんだなあというのが実感です。pen の時代ならモノクロかネガカラーですからなおさら問題はなかったはずです。

PEN D3はカメラを直接見なくても、指先の感触だけで露出やピントを決められるのでスナップには最適です。絞りとシャッタースピードリングの両方を同時に回すとなんとプログラムシフトまで可能じゃないですか。
撮影開始時にデジカメでEV値を確認して、後はそれをもとに「全手動」で撮影しています。例えば、晴天日向のEV値=14と決めたら、日陰は2段落ち、路地の暗い場所に行ったらさらに1段から2段落とす、…といった操作をカメラを見ないで指先のクリック感だけでやってます。カメラに頼らずすべて自分で決めているという信頼感(不安感もある)とシンプルな操作からくる潔さ、サクサクと撮影できるテンポのよさはちょっとクセになりそうです。これはデジカメでは味わえなかった面白さです。
ふーん、昔の人はこんな風にカメラを愉しんでいたのか…。
by ondtp | 2005-09-11 10:55 | カメラ的日乗
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